2020/07/16
2021/10/02
【G検定2020#2】合格者8656人、受験者1.2万人超、ともに倍増・過去最多ーコロナ禍で

日本ディープラーニング協会(JDLA)は16日、7月4日(土)に実施したG検定(2020#2)試験で、過去最多となる8656人が合格したと発表した。受験者も過去最多の1万2552人と、初めて1万人を超えた。G検定の累計合格者は2万7377人となった。
今回の合格者、受験者はそろって前回の合格者4198人、受験者6298人から倍増した。合格率は68.96%と、今年3月の前回(2020#1)の66.66%を2.3ポイント上回った。
AI学習ニーズ、自粛活用が影響ーコロナ禍で
JDLAは受験者数の大幅増加について、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、①AI化の加速に伴う学習ニーズの高まり、②学習機会としての自粛期間の活用--が大きく影響したと分析。「働き方や生活のオンライン化が加速。データの蓄積による AI 活用の加速を多くの個人・企業が予測したことで、学習ニーズが高まりました」とコメントした。受験料半額の措置も一因になったと見ている。
合格者の4割が20代
合格者を年代別で見ると、最も多かったのが20代(39.86%)で、30代(28.74%)、40代(19.57%)、50代(7.62%)の順だった。業種別で多かったのは「情報処理・提供サービス業」(20.59%)、「ソフトウエア業」(19.67%)、「製造業」(16.39%)の順だった。
産業競争力の向上目指す
JDLAコメント
G検定は、ディープラーニング技術に関する最新知識だけではなく、AI の歴史や機械学習の基礎、AI 利活用時に不可欠な知識である法的リスクや倫理を取り巻く議論など、幅広く学ぶ検定です。今後も、協会内外の有識者、および関係者の皆さまのご意見を頂戴しながらより良い形を目指して、日々改善に努めてまいります。
AI分野の中でも特に成果を出しているディープラーニング技術の産業応用が進み、日本の産業競争力が向上することを目指し、JDLAではより多くのビジネスパーソンに学んでいただけるよう、ジェネラリスト人材の育成に取り組んでまいります。
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