2021/12/28

2021/12/24

E資格合格者インタビュー「資格取得のために経験した時間がすごく良かった」ー データサイエンティストを目指す高際さん

E資格, インタビュー

ライター:

E資格合格者インタビュー 高際さん

2021年8月に実施されたE資格2021#2にて合格された高際さん。
半年間の学習でE資格合格を達成し、合格後はデータ分析コンペティションにも挑戦したとのことです。今回は合格までの勉強方法やスケジュール、合格後の感想やアクションについてインタビューしました。(E資格について知りたい方はこちら

E資格受験を決めた理由

ーーまずはE資格合格おめでとうございます!早速、E資格受験を決めた理由から教えてください!

仕事でAI時代の到来を肌で感じたことが理由の一つです。

当時、担当していたシステム運用案件で、機械学習を使った異常検知ソリューションのPoC検証(*1)を行ったのですが、それまでに私が経験した、例えば「使用率が80%を超えるとアラート通知」して人間がチェックするルールベースのシステム監視とは全く異なる機能、考え方を持っていました。

データの変動傾向を分析し、ルールベースでは捉えることのできないシステムの変化や故障発生の予兆を捉えることを目的にしたPoC検証だったのですが、すごいものが出てきたなと思いました。

日常生活でもAIというキーワードを耳にする機会が増えましたが、このようなことを業務で体験すると、これからはAIによる発展の時代というのを肌で感じました。

新しい時代の到来を感じて、波に乗り遅れたくないと思いました。

ーー新しい時代ということは、他にもAI案件というのが増えいくだろうなと感じたということでしょうか?

はい、感じましたね。

当時在籍していた会社には社内のナレッジ検索ができるシステムがありまして、そこでプレゼン資料や客先への提案資料でAI分析ソリューションの比較がされていたり、PoC検証のナレッジを提供して欲しいと協力依頼がありました。やはり増えているなと思いました。

ーー他にE資格受験を決めた理由はありますか?

自分自身がデータサイエンティストになりたいという思いもありました。

AIについて調べる中で、データサイエンティストというキーワードを知りました。そのときは詳しい業務内容を調べなかったんですが、自分のやっていた業務と近いんじゃないかと思いました。

先ほどお話ししたシステム運用案件では、CPUやJavaVMの推移やその変動傾向を見るデータ分析業務を行っていました。そのため、データサイエンティストにもちょっと手をのばせば届くところなのかな、とイメージしていました。

G検定とかE資格を通して機械学習や深層学習のことを学べばデータサイエンティストにもなれるのではないかと考えました。

AVILENのE資格コースを選んだ理由

ーー数ある認定プログラムの中でAVILENを選んだ決め手はどこにありますか?

ディープラーニングを実装するプロダクト開発演習(*2)がキーポイントでした。

それまで私は「ディープラーニング=わからないもの」と捉えていたので、具体的に触ってみたい、体験してみたいという願望がありました。折角E資格を通してディープラーニングを学ぶなら、ちょっと高いけれど自分で実装を経験できるプログラムにお金を出してもいいかなと思いました。

ーーE資格を受ける前の前提知識はどのくらいありましたか?

理系国立大卒を出身していますが、線形代数を少し大学で学んだ程度です。

職業はC言語、VBのプログラマーとしてキャリアをスタートし、DBやインフラ構築運用案件のリーダー、PLを経験しました。直近では、DB性能改善や運用改善などのコンサルタントを行っています。プログラマーの経験はありますが、Pythonは未経験です。

ーーE資格に挑戦することに不安はありましたか?

無知が挑戦させてくれた、という感じです。内容を詳細に知っていたらなかなか飛び込めなかったと思うのですが、知らないからこそとりあえず飛び込んでみようと思えました。

E資格合格に向けた学習スケジュール

ーーどのようなスケジュールで学習を進めましたか?

実は、学習のスケジュールは立てませんでした。

私はどこかピークを作って、そのピークの山でがっつり集中したいタイプです。スケジュールに縛られたくないので、スケジュールを立てませんでした。なだらかに進められないタイプなんです。

基本的には家にいる時間に1日に2時間くらいは講義動画を見ていました。なだらかに進められないのですが、毎日なんとかE-learningの動画を再生するんです。再生を開始すると、さっと流して耳だけで聞いてるとか。本当に知らない言葉ばかりなので、覚えようと意識しなくても繰り返し聞いているうちに頭の中に入っているというような使い方をしてました。

休みの日はかなりやっていたと思いますね。コーディング演習は本当に時間がかかりました。Pythonの知識がゼロからなので、朝から晩までやっていました。半年ほどは土日全部ではないですけれども、空いている時間は全部勉強に充てました。

ーー勉強はうまく進められましたか?

5、6月の段階で「あっ、これやばいなーダメかなー」と考えていました。(笑)
残りの時間が少なくて絶望でしたね。

でも、積み上げた時間というのは裏切らないんです。
前半の学習で基礎力や課題の解き方のポイントが頭に入っていたので、後半はトントントンと私の想像よりも短い時間で課題が消化できました。

ーー特に苦労したところはありますか?

プロダクト開発演習ですね。

講義の内容で一番興味を持った画像生成を行いました。
AttentionとかTransformerも技術としてはすごく画期的なんですけれど、ハードルが高いと思いました。画像処理は結果が目に見えるところがわかりやすいのではと思いました。

画像生成のDCGANの実装に取り組んだのですが、小さなゴールを設定し、段階的に進めました。
まず、ある程度コードが組みあがっているものをネット上で探して実装し直し、何とか動くレベルにしました。
画像が出力されるようになったら、仮説を立ててチューニングしていきました。
アジャイル開発のように細かく単位を区切って、ここができたら次をやってみようという流れで行いました。そうしないと途中で挫折しそうな気がしました。

そのように少しずつ進めていくと最初は骸骨みたいだった生成画像がどんどん人の顔と分かるレベルに変わっていきました。苦労はしましたが、すごく面白かったです。

E資格取得後のネクストアクション

ーー資格取得後、どのようなことをされましたか?

すぐにデータ分析コンペティションに挑戦しました。単純なのですが、データサイエンティストはコンペに挑戦している”と思ったのです。

Kaggleも検討したのですが、英語が得意じゃないので何か他にないのかなと検索をしていたら、ちょうどNishikaのデータ分析コンペティション(*3)が出てきました。テーマが画像処理だったので、プロダクト課題で行ったことも使えると思いました。

結果は5位と入賞を逃したのですが、DataAugumentでの学習データ水増し、ハイパーパラメータチューニングで、E資格の講義内容が非常に役に立ちました。講義で得た知識がなければ、スコアを上げるための試行錯誤にも迷いや手間取りがあったのではと思います。信じて進めました。

ーーこれからもデータ分析コンペに挑戦していく予定ですか?

機会があれば挑戦したいと思います。
ただ、自分自身が画像に特化してしまっていいのかと思っているので、他のデータ予測のタスクや苦手意識を持っているTransformerなども掘り下げて学習してみて、それがコンペという形で自分の知識に落とし込めるようであればまた挑戦します。

ーーE資格を取得してキャリアで変化はありましたか?

まだ変化はありません。ただ、今後変化する可能性はあると思っています。

自分自身の付加価値を高めることを考えたときに、データサイエンスに関する知識は武器になると思います。E資格はオープンバッジが発行されるので、より個々のスキルが問われる現代ではメール署名やfacebookでアピールできるメリットがありますね。

 

AI人材の必要性と、E資格を検討している方へのアドバイス

ーー高際さんはAI人材についてどうお考えですか?

広告のキャッチコピーで「データサイエンスにゲームチェンジ。波に乗り遅れるな」のようなものを目にしたことがあり、すごく刺さりました。
Windows95が登場した頃、すごく世の中が変わった感じがしたんですね。当時はパソコンが30万円くらいしましたが、「ぜひ欲しい、買いたい」と感じたように、データサイエンスに対しても「投資をしたい」という気持ちが止まりませんでした。当時のWindows95登場による変化が、データサイエンス領域で起こっているのではないかと感じています。

アメリカでEfficientNetやYOLOのような技術が発表されていたり、最近はアフリカのチュニジアで新しい技術が開発されたりと、海外では新しい波が起こっています。データサイエンスに関連する新しいサービス、ソリューションが出てきているので、それを使って既に色々な課題を解決しているんです。

その一方で、日本ではまだ「AIをどんなふうに活用すればいいの?」ともじもじしています。
きっと、遠くない未来に日本もぱっと変わる波が来ると思うんですよ。その波に乗り遅れないようにするためには、波に乗るための準備を今のうちにするのがいいんじゃないのかなと思います。

ーー波に乗るための準備として、E資格はどうでしょうか。

波に乗る準備のきっかけとして、E資格は十分な資格です。挑戦する意義はあると思います。
E資格を持っていることも大事なのですが、資格取得のために経験した時間がすごく良かったし、自分の視野もすごく広がったと思います。

最近、ニュースで「エッジAIの軽量化技術を新しく開発しました」みたいな記事を読みました。その文中に”ブルーニング”とか”量子化”とか”軽量化技術”のような単語が出てきていたんですが、E資格を勉強する前までだと全然頭に入ってこなかったのに、今はすっと入ってくるんです。「それ、すごいじゃん!」って理解できるようになりました。

見える景色が変わったんです。この景色は、チャレンジしてみないと手に入らなかったと思うんです。
折角のいいニュースが、ただのお経のように聞こえてしまってはもったいないので、見える景色が変わっただけでも今回の挑戦っていうのは良かったと思います。

ーー高際様は、波に乗る準備はできましたか?

まだ波は見えていないですね。ただ、波を待っているよりも波を作るほうがいいかなって思います。
例えばデータサイエンティストになると波を作る側にいけるじゃないですか。そういう関わり方は楽しそうだなって思いますね。

ーーぜひ、大きい波を作ってください!本日はありがとうございました!

 

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<注釈>

(*1)PoC検証:Proof of Conceptの略。新しいプロジェクトが実現可能かどうか、効果や効用、技術的な観点から検証すること。

(*2)プロダクト開発演習「全人類がわかるE資格コース」の課題。受講生が自分で課題を設定・データを用意し、深層学習を実装する。

(*3)Nishikaのデータ分析コンペティションhttps://www.nishika.com/

(totalcount 902 回, dailycount 5回 , overallcount 12,141,464 回)

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