2018/08/29
2020/04/14
C++の実行環境をWindowsにインストールする手順
今回はWindowsでC++の環境を整備する方法をご紹介いたします。手順としては、
1.MinGWのインストール
2.MinGWのPATHを通す
3.VSCodeのインストール
です。(所要時間約15分)
MinGWのインストール
下記のアドレスにアクセスして「mingw-get-setup.exe」をダウンロードします。
https://osdn.net/projects/mingw/releases/
ダウンロードが済んだら、mingw-get-setup.exeを実行してMinGWをインストールしてください。デフォルトの設定のままでインストールして問題ありません。
パッケージ管理ツールのインストールが完了すると以下のウィンドウが起動します。
・mingw32-base-bin
・mingw32-gcc-g++-bin
の2つのパッケージを選択し、メニューの [Installation] → [Apply Changes] を実行します。
[Apply] を選択するとインストールが実行されます。
MinGWのPATHを通す
次に以下のフォルダーを環境変数PATHに追加します。
<インストール先フォルダー>\bin
デフォルトであれば C:\MinGW\bin
VSCode(Visual Studio Code)のインストール
https://code.visualstudio.com/docs?dv=win
上記のサイトにアクセスすると自動的にダウンロードが開始されます。
開始されない場合は右上の”Download”をクリックします。
ダウンロード後、”VSCodeUserSetup-x64-***.exe”を開いてVSCodeをインストールします。
こちらも設定はデフォルトのままで問題ありません。
インストールが完了したらVSCodeを起動し、拡張機能から”C++”を検索します。
C/C++をインストールしてリロードします。
あと書き
これでC++の環境が一通り整いましたが、MinGWとVSCodeについて簡単に説明します。
・MinGW
C/C++のコンパイラです。Windows対応のコンパイラは他にもエディタと一体になっている”Visual Studio”がありますが、ここではMinGW+VSCodeを採用しました。Fortran, Objective-Cのコンパイルにも対応しています。
・VSCode(Visual Studio Code)
マイクロソフトが2017にリリースしたエディタです。拡張機能が豊富で、カスタマイズ性が高く、動作が軽いことで多くのエンジニアに愛用されています。本記事ではC++のインストールしかしておりませんが、簡単な設定であらゆる言語に対応した統合開発環境として使用できます。
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