2020/05/15
サイバーエージェントが広告効果の「極予測AI」提供ー既存首位を上回った広告のみ納品
サイバーエージェント(東京都渋谷区)は15日、人工知能(AI)を活用し、革新的な制作プロセスで広告を制作し、広告効果が出た時のみ制作費を成功報酬とする「極予測AI(キワミヨソクエーアイ)」の提供を開始したと発表した。
サイバーエージェントは今回、AI事業本部で事前に広告配信効果を予測する「効果予測AI」を開発。静止画・動画ともに対応しており、特許出願中。
実証実験では「通常の制作プロセス」によるクリエイティブ(制作物)の勝率と、「極予測AIによる制作プロセス」によるクリエイティブの勝率を比較した結果、「極予測AI」の勝率が「通常プロセス」の2.6倍になったという。
「極予測AI」は、一般的な効果予測AIが行ってきた新規クリエイティブ同士の効果予測ではなく、現在配信中、かつ最も効果が出ている既存クリエイティブと新クリエイティブの効果予測値を競わせ、AIによる効果予測値が既存1位を上回った新クリエイティブのみ広告主に納品、広告配信を行う。
「極予測AI」の事前予測ロジックは、サイバーエージェントのAI研究開発組織「AI Lab」と共同で研究・開発。今後、学術研究会で研究論文の発表を予定している。
(totalcount 1,177 回, dailycount 2回 , overallcount 16,640,698 回)
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