2020/03/18
2020/04/18
NTTデータと日鉄ソリューションズが米DataRobotに出資、資本業務提携でDX加速
エンタープライズ向け人工知能(AI)提供の米データロボット社が販売パートナーの日鉄ソリューションズ、NTTデータを引受先とする第三者割当増資を実施。初めて日本企業と戦略的資本提携で合意。NTTデータ、NSSOLそれぞれの出資額や取得株式数は未開示。
第三者割当増資
エンタープライズ向け人工知能(AI)を提供する米データロボット(マサチューセッツ州ボストン、DataRobot, Inc.)は販売パートナーの日鉄ソリューションズ(東京都中央区、NSSOL)、NTTデータ(東京都江東区)を引受先とする第三者割当増資を実施し、日本のパートナー企業として初めて戦略的資本提携で合意した。NTTデータ、NSSOLそれぞれの出資額や取得株式数は未開示。
NTTデータは、今回の資本業務提携により、AI・データ活用を起点にビジネスの成功を支援する自社の「デジタルサクセスプログラム」を加速させるため、データロボット社の知見や先進事例を融合する。2023年度までに20社向けに提供
「デジタルサクセスプログラム」の提供計画ー2023年度までに20社向け
具体的には、NTTデータのデータサイエンティストらと、データロボット社のスペシャリストが合同で、AI・データ活用の推進を行う「デジタルサクセス専門組織」を設置。NTTデータは2023年度までに「デジタルサクセスプログラム」の20社への提供を計画している。
NTTデータの「デジタルサクセスプログラム」は、「企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略策定」から「AI人財育成」「データ活用基盤構築」、「AI・データ活用の実務支援」までを提供するサービス。
一方、NSSOLは、データロボット社と共同で、製薬とプロセス系の製造業向けのAI活用推進などで連携していく方針。
データロボット社によると、「DataRobot」は機械学習の自動化を実現する世界で最も先進的なエンタープライズAIプラットフォーム。日本では村田製作所(京都府長岡京市)、明治安田生命保険(東京都千代田区)、ヤマトホールディングス(東京都中央区)、三井住友カード(東京都港区)などが導入している。
資金調達総額470憶円ーデータロボット社
データロボット社によると、同社は2019年9月17日、シリーズEラウンドで2億600万ドル(約225億円)を調達し、この時点で、資金調達総額は4億3100万ドル(約470億円)に上る。
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