2020/05/01

2020/05/04

FRONTEO、AIが新型コロナ治療への転用候補薬450種を発見

AIサービス紹介

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自然言語解析AI(人工知能)エンジン開発のFRONTEO(東京都港区)は1日、創薬支援AIシステム「Cascade Eye(カスケード・アイ)」を活用した新型コロナウイルス感染症研究で、約450種の既存薬の転用候補が判明したと発表した。

創薬支援AIシステム「Cascade Eye」

このうち抗炎症関連化合物など約400種が市販されており、効果や副作用などに関する適正な治験をへたのち、今後のコロナウイルス治療薬として活用が期待できるという。発表資料では約450種の既存薬の詳細は開示していない。

自然言語解析AIで論文など解析

「Cascade Eye」は、FRONTEOの自然言語解析AIエンジン「Concept Encoder(コンセプト・エンコーダー)」を利用して論文や医療情報を解析し、病気にかかわる重要な遺伝子や分子をパスウェイマップ(関連性を表す経路図)に表して可視化するAIシステム。分子・遺伝子に関する論文を解析することで、既存薬の候補を探索できるという。

パスウェイマップの一部を拡大したもの。中央楕円の「TOP1」を例にとると、イリノテカン、エドテカリン(ともに抗悪性腫瘍薬)、ルカントン(抗微生物薬)、カンプトテシン(抗がん剤)といった既存薬が存在している。

FRONTEOは4月24日、「Cascade Eye」を利用して新型コロナ感染症に関するパスウェイマップ(遺伝子等の関係性を繋いだもの)を構築したと発表していた。

 

(totalcount 1,265 回, dailycount 7回 , overallcount 16,392,957 回)

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