2020/03/27
2020/04/18
音声感情解析AIのEmpathなど日本企業8社が受賞ー英政府主催「テック・ロケットシップ・アワード2019~20」
英政府が日本のテック企業を表彰する「テック・ロケットシップ・アワード2019〜20」を発表され、4部門8社が受賞した。「創造力・テクノロジー」部門では、音声感情解析AIを開発するEmpath(エンパス)、「モビリティの未来」部門では、独自のモビリティ・エネルギービジネスを展開するPJP Eye(ピージェーピーアイ)などが受賞した。
目次
4部門8社が受賞
英政府が日本のテック企業を表彰する「テック・ロケットシップ・アワード2019〜20」を発表され、4部門8社が受賞した。
「創造力・テクノロジー」部門では、音声感情解析AIを開発するEmpath(東京都渋谷区)、「モビリティの未来」部門では、独自のモビリティ・エネルギービジネスを展開するPJP Eye(東京都港区)などが受賞した。
英政府は8社を英国で最先端技術を体験できる視察ツアーに招待などを予定している。4部門と受賞企業は次の通り。
■「脱炭素化へのアプローチ」部門
-
アルバトロス・テクノロジー(東京都中央区)
浮体式洋上風車で、浮体式洋上風力発電の概念を最大限活用して設備、据え付け、操業コストを削減する技術を開発。
-
Looop(東京都台東区)
再生可能エネルギー企業。太陽光発電キット販売で拡大し、現在は発電所の建設・運営のほか電力小売事業「Looopでんき」を展開。
■「モビリティの未来」部門
-
PJP Eye(東京都港区)
九州大学との共同研究で、サステナブルで安全性の高い次世代炭素バッテリー「Cambrian」を開発・供給。
-
ArchiTek(大阪府大阪市)
独自のアーキテクチャを開発して大規模集積回路(LSI)化まで行なうディープテック系ベンチャー。ソリューションは小型・低コスト・高電力性能エッジAIプロセッサで、画像処理やAIを低遅延で実行。監視カメラ、ドローン、ドライブレコーダーなどの機器に組み込み、エッジで処理を完結できる。
■「高齢化社会のための医療関連テクノロジー」部門
-
Bisu (東京都千代田区)
未病を把握し予防に必要な行動がその場で分かるIoT尿検査装置を開発。1月に米ラスベガスで開催されたデジタル技術見本市(CES)でイノベーション賞を受賞。
-
Aikomi(神奈川県横浜市)
認知症デジタルセラピー開発のスタートアップ企業。パーソンセンタードケア理念に基づき認知機能活性化の非薬物療法を提供する技術プラットフォームを開発。
■「創造力とテクノロジー」部門
-
Empath(東京都渋谷区)
音声感情解析AI「Empath」を開発。NTTドコモとの被災地支援事業で採用されたほか、コールセンター分野を含め世界50カ国以上2200社で活用されている。「ICT Spring 2018」で開催されたPitch Your Startupで日本企業として初優勝。「Viva Technology 2018」でBest Startupに選出されるなど、海外のピッチコンテストで10回優勝。
-
フラー(Fuller, Inc.)
国内ナンバーワン(Fastask調べ)ののアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」を開発。 スマホアプリの実利用推計データに加え、ストア情報や属性情報など横断的なデータを提供。市場・競合調査をはじめアプリの企画やビジネスの戦略策定に幅広く利用可能。アプリ開発会社や金融機関など、アプリに関わる法人・個人を含め、国内外5000社以上の企業・団体に提供。
Recommended