2020/04/23
2020/04/24
米DataRobot社、最新版エンタープライズAIプラットフォーム「DataRobot(v6.0)」を日本提供
エンタープライズ向け人工知能(AI)を提供する米データロボット社米DataRobotは、最新版の「DataRobot(v6.0)」の日本への提供を開始した。
米DataRobot(データロボット、マサチューセッツ州ボストン)は、最新版エンタープライズAIプラットフォーム「DataRobot(v6.0)」の日本への提供を開始した発表した。
目次
機械学習を自動化する「DataRobot」
DataRobot社によると、「DataRobot」は機械学習の自動化を実現する世界で最も先進的なエンタープライズAIプラットフォーム。日本では村田製作所(京都府長岡京市)、明治安田生命保険(東京都千代田区)、ヤマトホールディングス(東京都中央区)、三井住友カード(東京都港区)などが導入している。
「機械学習の自動化」のみならず「データ準備」「AIモデルの実運用化」を自由化
最新版「DataRobot(v6.0)」は「Visual AI」による画像を用いたモデリング機能を備えていおり、「DataRobot(v6.0)」は機械学習の自動化(Auto ML)だけでなく、データから価値創出を行う主要まプロセスの「Data Prep (データ準備)」、「ML Ops(AIモデルの実運用化)」のすべてを自動化できるAIプラットフォームになったという。
ディープラーニングのスキル・リソースなくてもモデリング迅速実施ー機械学習の自動化
「AutoML(機械学習の自動化)は、「Visual AI」が画像を用いたモデルの作成、解釈、利用を自動化。ディープラーニング(深層学習)に必要なスキルやリソースがなくても、画像を用いたモデリングを迅速に行える。ユーザーは画像ファイル群をドラッグ・アンド・ドロップするだけで、数値、カテゴリ、日付、テキストといった多様なデータとともに画像を活用したモデリングを始められるという。
誰もが使える画像モデル
「AutoML」 と Visual AI を組み合わせれば、画像を他の種類のデータとまったく同じように利用できる。バックグラウンドでは、「DataRobot」 がさまざまな最先端のディープラーニングモデルを自動的に準備、選択、トレーニングし、デプロイに最適なモデルを推奨するという。
画像を使った分類・回帰のユースケースが利用可能に-「Visual AI」
「Visual AI 」は、画像を使った分類と回帰のユースケースを DataRobot の AutoML 製品ですばやく利用できる。また、データセット内で画像を他のさまざまな種類のデータと組み合わせて利用可能。分析可能な特徴量には数値、カテゴリ、日付、テキストなどが含まれるため、既存の AI モデルで、さらに広い視野を提供する多様なデータを利用できるという。
「DataRobot Paxata」「AIアプリケーション」の日本提供もスタート
DataRobot社は、「DataRobot Paxata」「AIアプリケーション」も日本への提供をスタートした発表。併せて、「AIアプリケーション」、「DataRobot ML Ops」、「ディープラーニングの自動化」に関する機能を強化したことも明らかにした。
資金調達総額470憶円ーDataRobot社
DataRobot社によると、同社は2019年9月17日、シリーズEラウンドで2億600万ドル(約225億円)を調達し、この時点で、資金調達総額は4億3100万ドル(約470億円)に上る。
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