2020/04/16
2020/05/01
トランスコスモスが「電話自動受付サービス」開発、音声認識・意図理解アルゴの音声対話エンジン活用
トランスコスモスは電話受付業務の人件費削減や業務効率化を実現するため、音声認識・意図理解アルゴリズムを活用した「電話自動受付サービス」を開発した。大規模な開発は必要なく、最短2週間で導入が可能だという。
オペレーター介さない電話受付が実現
トランスコスモス(東京都渋谷区)は16日、電話受付業務の人件費削減や業務効率化を実現するため、音声認識・意図理解アルゴリズムを活用した「電話自動受付サービス」を開発したと発表した。大規模な開発は必要なく、最短2週間で導入が可能だという。
このサービスのプラットフォームには、BEDORE(べドア、東京都文京区)の音声認識・意図理解アルゴリズムを使った音声対話エンジン「BEDORE Voice Conversation」を採用。顧客の電話問い合わせを合成音声で自動化し、オペレーターを介さない電話受付が実現した。
べドアの音声対話エンジン「BEDORE Voice Conversation」を採用
音声対話エンジン「BEDORE Voice Conversation」は、顧客からの電話による問い合わせ・要件をオペレーターに代わり完結させる音声対話エンジン。音声をテキスト化するだけの従来の音声認識と異なり、意図を理解し、文脈の意図に応じて必要箇所のみを抽出。認識揺れを自動補正して受付を完了する。受付ログのダウンロードも可能。問い合わせの音声ログも残るため、正しく認識がされていなかった場合に確認できる。
ディープラーニング+NLPのアルゴリズムーべドア
べドアは深層学習(ディープラーニング)と、日本語固有の自然言語処理(NLP)技術を使った構文解析を組み合わせたアルゴリズムで延べ5000万人の会話ログを分析、高精度のユーザー意図理解を実現。会話ログを業界別に整備することで「業界用語」に対応し、初期から認識力の高い対話能力を提供しているという。
Recommended