2020/06/12

2023/07/28

E資格合格談、「コード読解力ついた」ーVSNのデータサイエンティスト・原さん

E資格, インタビュー

ライター:

E資格合格談「コード読解力ついた」

人工知能(AI)技術を支えるディープラーニング(深層学習)の理論を理解し、適切な手法で実装できる人材(エンジニア)として認定する日本ディープラーニング協会(JDLA)E資格(2020#1)に合格したVSN(東京都港区)のデータサイエンティスト、原日菜子さんはこのほど、AVILEN AI Trendのインタビューに応じた。

VSN、データサイエンティスト育成に注力

 グローバルで人財サービスを展開するアデコグループのグループ会社で、エンジニア派遣サービスや研修プログラムなどを提供するVSNは、企業からの需要が高まっているデータサイエンティストの育成に注力するとともに、教育研修制度を強化している。現在、データサイエンティストの原さんは、AIの開発や実装により人財育成など行う企業を支援し活躍している。

脳内で正しい情報にアップデート

E資格の取得に向けた勉強をやってよかったです。コードを読む力がついたと感じています。漠然と分かったつもりでいたものが、脳内で正しい情報にアップデートされる感覚が非常に楽しかったです。納得感や、さらに、先人たちのアイデアに共感したり、感動したりできるまでになれたのもうれしかったです」ーー。


原さんは、数学や
プログラミング言語のPython、深層学習理論、モデル実装といったE資格に必要なスキルを学ぶことの醍醐味をこう表現。その上で、「E資格の受験自体は、20分余りました。試験を受けながら自分の弱点を再確認する感じでした」と話し、受験当日に時間に余裕をもって解答できたと振り返った。

実装力ついたーE資格の学習

「AI(人工知能)をどう活用していくのかを考え、実装していく力が求められていると思っています。そういう点で、E資格取得に向けた勉強は、本当に力になったと思います」ーー。AI人材の必要性とE資格の関係をたずねると、原さんは笑顔でこう答えた。原さんの今後の活躍に注目したい。

 

JDLAはディープラーニング技術の産業活用を促す一般財団法人。エンジニアとして認めるE資格(試験会場受験)と並んで、ディープラーニングの基礎知識を事業に活用できる人材(ジェネラリスト)として認定するG検定(オンライン受験)を実施している。

 

原さんの発言は次の通り。

勤務先指定のE資格対策講座を受講

――E資格の学習方法は?

E資格というものがあるということを教えてくれたのは勤務先です。勤務先の指定で、AVILENのE資格対策講座を受講しました。以前から、私がAVILENのアプリ「全人類がわかる統計学」を使って統計検定2級の勉強をしていましたし、同じ立場の研修生がAVILENで勉強している人がいました。

講義動画がとても分かりやすく、何度も見直しました。講師の手書きによる図解や、数式の展開を実際にやってみせてくれるところがありがたかったです。話を聞いている最中にふと疑問に思うところでプラスアルファの解説があり、助かりました。

提出課題(コーディング)は当然ながら講義動画を受講しただけでは難しかったのですが、苦心して終わらせた後に提出課題完了者だけに配布される課題解説動画はとてもよかったです。「かゆいところに手が届く」内容で、大変勉強になりました。自分の力で課題をこなした後だからこそ理解できることも多く、見る価値が格段に上がりました。

選択式の練習用ウェブテストは公開されてからほとんど毎日やり続けました。この問題のおかげで、復習もはかどったと思います。

勉強の材料はそろっていて、あとはひたすらこなすだけなので、脇目も振らずに集中して取り組むことができました。手続きや不具合への対応が迅速で誠実だったのは助かりました。

まず独学、直前に対策講座ーG検定

――G検定も取得していますか?

G検定は2019年の11月の試験で合格しました。その後、AVILENのE資格対策講座を19年11月末から受け始めました。

勤務先の研修の一環としてG検定を受けました。E資格の取得は任意だったのですが、自から手を挙げて受けました。

――G検定の対策講座も受講したのですか?

独学でG検定は勉強していたのですが、非常に大変で、試験1週間前にAVILENのG検定対策講座があることを知って、ウェブサイトのテストを目的に、受講しました。

――受講の効果はありましたか?

はい。

――G検定の学習時間はどれぐらいですか?

1カ月ちょっとです。10月から始めました。直前に、藁(わら)にもすがる気持ちでした。

――E資格にも合格したことで、キャリアアップに結び付きましたか?

はい、そう感じています。

広がる、業務の幅

――E資格に合格して何が変わりましたか?

データ分析には、いろんな手法があるのですが、その手法にディープラーニングも加わったことで、業務の幅が広がったと思います。

――VSNは、企業のAI導入が重要だというマインドをお持ちですか?

強く持っています。企業からの需要が高まっているデータサイエンティストの育成に注力していて、教育研修制度を強化しています。

E資格・G検定の知識持っておいた方がいい

――AI人材の必要性とE資格についてどう思いますか?

AI(人工知能)をどう活用していくのかを考え、実装していく力が求められていると思っています。そういう点で、E資格取得に向けた勉強は、本当に力になったと思います

いろんな手法があっても、それをどう使うかが一番難しいんです。これからも企業内でのAIの活用がより進んでいくと思いますので、いくつもある手法を適切に活用できるAI人財が必要になっていくと感じています。

――E資格、G検定は他の方も受けた方がいいと思いますか?

この知識は持っておいた方がいいですね。

(totalcount 1,886 回, dailycount 2回 , overallcount 16,631,024 回)

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