2020/08/07
2024/02/06
効率重視のE資格対策!参考書・模擬試験・過去問を徹底解説!
E資格とは?について知りたい方はこちら
E資格(エンジニア資格,JDLA Deep Learning for ENGINEER)とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)がG検定(ジェネラリスト検定)と並んで開催しているAI分野の資格試験である。ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を有しているかを認定する。
本記事では、E資格の試験対策に有効なオススメの参考書や、模擬試験・過去問の情報について解説する。
目次
参考書
対策の中心はJDLA認定プログラムの受講だ。E資格は認定プログラムを修了しなければ受験資格を得ることができない。しかし、データを見ると講座の修了者でも合格率は7割に届かないのが現実だ。
対策には講座だけでなく、自分の苦手などに応じて書籍を参考にして勉強することをオススメする。ただし、G検定のような公式テキストは発売されていないので、自分で書籍を選ぶ必要がある。
受験者や合格者からの評価が高い参考書を以下に紹介する。
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
- 「ゼロから作る」という名のとおり、ライブラリーに頼らず、各処理の内容をステップ・バイ・ステップで説明しているところだと思う。
- 多くの方が絶賛していますがまさに同感です。特に非エンジニアの方におすすめです。
- 理論をわかりやすく説明しているだけではなく、コードも充実しています。それを達成するために、著者は相当な工夫をしていると感じています。
- ディープラーニングの本格的な入門書
- ディープラーニングやニューラルネットワークの基礎だけでなく、誤差逆伝播法や畳み込みニューラルネットワークなどの技術も実装レベルで理解できる
- numpyなどの基本的なライブラリのみで実装していくため、E資格対策には最適
- 初学者の一冊目には少し難しいが、AIエンジニアになるにはオススメの一冊
深層学習 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)
- 発展の経緯とか、深層学習のパターンとか、学習テクニックとか、色々な情報が整理されている。まとめ方が旨いなぁ。
- 記述や数学は概ね簡単です。図が多いのも理解を助けます。おかげでディープラーニングが実際に何をしているのかがわかりました。
- 「さらっと」数式や、概念を流して進めてくれる旅行ガイドのような本書は有難い。
- 基礎から、SGD、自己符号化器、CNN、RNN、ボルツマンマシンまでと幅広く扱う
- 詳しい数式やコードは少なめ
深層学習
- 世界的な名著とあって丁寧に読み込めば、ちゃんとした論理展開でかつ分かりやすく書かれていることに気付く。
- リファレンス代わりに使っています。(…中略…)最近の深層学習の主要な部分は押さえられていると思います。
- サンプルコードがまったくないので実装できるようにはなりません。
- 深層学習の世界的名著
- E資格の公式推奨本で出題範囲を網羅
- 深層学習の基礎を理論を含めてしっかり学習したい人に最適
人工知能プログラミングのための数学がわかる本
- 半分以上の紙面を使って、機械学習に使用される数学の説明をしています。この本で数学を学べば、大抵の入門書は苦も無く読めるのではないでしょうか?
- 読み終わった頃には大分数学記号やらに慣れてきて、アレルギーが良くなったかも。
- 初学者が本書で勉強するには少々ハードルが高いため他の書籍をおすすめします。
- 高校〜大学レベルの数学、人工知能で使われる数学理論に特化
- AI人材を目指しているものの大学で数学を学ばなかった人や、数学に不安がある人におすすめ
- 基礎編では「数学基礎」「微分」「線形代数」「確率・統計」を扱う
- 実践編では、基礎編で学んだ知識を使って人工知能アルゴリズムに挑戦
徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集
- 実績あるスキルアップAIの講師陣が執筆しているので、出題傾向をしっかりとカバーしている
- 正答も誤答も技術解説しているので知識吸収が促進されやすい
- 出題傾向を徹底分析した模擬問題を収録しており、E資格に特化した対策ができる
(参考)G検定の対策書籍
E資格の内容は高度で専門的なので、まずG検定の対策書籍などを使ってAI分野の概観を掴むのが有効だ。G検定については、以下の記事で書籍をはじめとした様々な学習コンテンツを紹介している。
模擬試験
AVILEN E資格本番模試
AVILENでは、E資格を完全攻略するための模試を提供している。
- どなたでも申し込みOK
- 期間内の好きな時間にオンライン受験可能
- 本番同様の問題数・時間で本試験を擬似体験
- E資格合格者輩出数4期連続No.1・合格率No.を達成した作成チームが手がける、ハイクオリティな設問
- 解答解説動画・資料を全受験者に公開
- 平均点、順位等の各種レポートを公開
費用は¥27,280(全人類がわかるE資格コースの受講者・修了者は¥16,280)。
Eもぎライト
無料で利用できるものとしては、Study-AIが提供するEもぎライトがある。E資格模擬試験から抜粋された20題と、JDLA公式例題が含まれる。しかしこれだけでは十分な問題量とは言えないので、E資格試験の雰囲気をつかむ目的で使うと良いだろう。
過去問
残念ながらE資格の過去問は販売されていない。しかし、JDLA認定プログラムでは過去の出題と類似した問題を扱うはずなので、そこでしっかりと訓練しよう。
講座(JDLA認定プログラム)
E資格を受験するには、「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」が必要だ。JDLA認定プログラムは数多くあり、なんと14もの講座が存在する。合格のためには、その中から自分に合った講座を選ぶことがとても重要になる。
以下の記事では、個人向けの対策講座を一覧表にして比較した。項目別に整理し、受験者目線から見た各講座の特徴・長所を簡潔にまとめているので、ぜひ活用してほしい。
【補足】E資格に関するまとめページはこちらから!
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