2020/06/19

2020/07/02

G検定の難易度・合格ライン・内容・評判を徹底調査!

AI人材関連

ライター:

G検定(ジェネラリスト検定)とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)がE資格(エンジニア資格)と並んで開催しているAI分野の資格試験である。本記事では、G検定の難易度・合格ライン・内容・受け方・評判をまとめた。受験を考える際の参考にしてほしい。

難易度

G検定の合格率は60~70%だ。下の表は、過去に開催された試験での合格率を示している(JDLA発表)。

開催回 合格率
2017年 56.8%
2018年第1回 57.1%
2018年第2回 64.9%
2019年第1回 72.7%
2019年第2回 71.4%
2019年第3回 70.7%
累計 68.3%

どの回においても、受験者の過半数が合格している。
しかし、

        • AI人材(AIエンジニア)になることを目指す意欲的な受験者層
        • AI関連の高度な内容を含む試験範囲
        • 120分で220問という問題数の多さ

などを考慮すると、難易度は一概に簡単とは言えないだろう。

合格ライン

JDLAから合格基準に関する公式発表は無い。公式サイトでも以下のように書かれている。

Q. 合格ラインを教えてください。
A. 合格ラインおよび得点については開示しておりません。ご了承ください。

このように情報が公開されていないため、合格ラインを定めることは難しい。
しかし、受験者の体験談などを総合すると、現在の合格ラインは7〜8割だと予想されている。
8割を一つの目標とするのが良いが、合格基準が変更される可能性は十分にあるので、入念に準備しておこう。

内容・範囲

G検定はAIジェネラリストの育成を目標とするため、その出題内容は多岐に渡り、ディープラーニング関連の様々な内容が問われる。大学レベルの数学の知識(線形代数など)が必要な問題もあれば、語句の暗記問題も出題されている。
深層学習や機械学習関連の概要・理論(例えば強化学習・学習率など)を理解するだけでなく、データをもとにそれらの技術を活用する具体的手法まで要求されるのが特徴だ。

出題分野は以下の7項目である。(JDLA公式サイトより引用)

  • 人工知能の定義
  • 人工知能をめぐる動向
  • 人工知能分野の問題
  • 機械学習の具体的手法
  • ディープラーニングの概要
  • ディープラーニングの手法
  • ディープラーニングの研究分野

受け方

問題は選択式、かつ受験会場は自宅(オンラインテスト)だ。
問題のパターンには、主に以下の3種類がある。

  • 空欄を埋める4択問題
  • 語群から単語を1つずつ選んで複数の空欄に埋める問題
  • 文章の正誤を問う問題

JDLA公式サイトでは試験概要のほか、以下のような各分野の試験例題を見ることもできる。

以下の文章を読み、空欄に最もよく当てはまる選択肢をそれぞれ1つずつ選べ。 

第一次AIブームは1950年台に起こった。この頃に人工知能と呼ばれたプログラムは(ア)をもとに問題を解いていた。特に、1996年にIBMが開発した(イ)は、チェスの世界チャンピオンであるガルリ・カスパロフに勝利したことで有名である。しかし、ルールや設定が決まりきった迷路やパズルゲームなどの(ウ)と呼ばれる問題しか解けないという課題があったために、研究は下火になった。

(ア)
1. 知識表現
2. 表現学習
3. 機械学習
4. 探索・推論

(イ)
1. Deep Blue
2. Bonkras
3. Ponanza
4. Sharp

(ウ)
1. A/Bテスト
2. パターンマッチング
3. トイ・プロブレム
4. ダートマスワークショップ

問題集などで演習を積んで、様々な問題形式に慣れておくことが大切だ。

評判・知名度

G検定は2017年開始の新しい資格だが、合格者からの評判は非常に高い。
JDLAが実施した合格者アンケートによると、「AI人材としての第一歩を踏み出せた」「AI関連業務に自信を持って取り組めるようになった」などの意見が寄せられている。
また、同アンケートによると、G検定を「誰かに勧めたい」と答えた人は回答者全体の94.2%であり、合格者の満足度の高さがうかがえる。

直近の開催回の受験者数は6000人余りと、徐々に規模を拡大している。
JDLA公式サイトによると、累計合格者数は18000人を突破したところだ。(2020/3/26時点)
また、同データによると、20代~30代の受験者が全体の3分の2を占めており、今後のAI時代の日本を担う若い人材が多く受験していることが分かる。

主催団体であるJDLAの岡田事務局長は、当サイトのインタビュー「G検定は全国民に取得してほしい」と、更に規模を拡大していく考えを示している。
またJDLAの佐藤理事(connectome.design 社長)は、当サイトのインタビューで「受験者は20代~30代が中心で、管理職クラスになってくると受験者が減ってくる」と述べ、特に40代以上の管理職クラスへの受験を促している。

AI開発やディープラーニング活用による価値創造が注目を集める今、それらのAI技術を活用・実装できる人材が求められている。そのためG検定の取得は、今後の社会で活躍できるAI人材としての第一歩を踏み出すきっかけになるだろう。

 

対策・勉強法

120分で約220問と問題数が多いので、素早く問題を処理できるような対策が必要だ。
また、人工知能分野に関する最新動向も問われるので、ニュースをチェックしておいた方が良い。
しっかり対策すれば

G検定の対策には、公式テキストや参考書・推薦図書などといった対策書籍のほか、講座・セミナーの受講や模擬試験まで様々な勉強方法がある。
以下の記事で、試験対策に役立つ情報や学習コンテンツを徹底解説している。自分に合った学習方法を見つけて、しっかり準備しよう。

まとめ

G検定は比較的新しい資格だが、ディープラーニングの基礎知識を測る資格として注目を集めている。
また、受験者からの評判は非常に高いことが分かっている。

JDLA認定プログラムの修了が必要なE資格試験と違って、G検定は受験資格に制限が無い
高校生から社会人まで、誰でも受験することが可能で、文系出身の人でもしっかり勉強すれば合格できる。
受験料が安く、団体経由申込もあり自宅受験が可能なため、どんなバックグラウンドの人でも受けやすいのが大きな特徴だ。
学生であれば、受験料が学生割引されるプランもある。

問題数や制限時間から決して簡単ではないと推察できるが、公式テキストや問題集、講座などは充実しており、しっかり対策することで合格できる試験だ。
AIの活用促進が求められる社会情勢の中で、コストパフォーマンスが良い資格試験だと言えるだろう。

AIジェネラリストへの第一歩として、G検定取得を検討してみるのは良い判断かもしれない。

G検定概要ページ:
https://www.jdla.org/certificate/general/

(totalcount 1,513 回, dailycount 1,008回 , overallcount 1,333,401 回)

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AI人材関連

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