2020/06/26

2020/07/01

G検定に数学力はどれくらい必要?文系でも受かるのか?

AI人材関連

ライター:

G検定(ジェネラリスト検定)とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)がE資格(エンジニア資格)と並んで開催しているAI分野の資格試験である。
本記事では、必要な数学力文系でも合格できるのかを解説した。数学分野の対策方法も掲載している。この記事が、G検定の勉強計画を考える一助になれば幸いだ。

問題内容

まず問題内容を確認しよう。
G検定はAIジェネラリストの育成を目標とするため、そ出題範囲は多岐に渡り、AI関連の様々な内容が問われる。
問われる分野は以下の7項目だ。(JDLA公式サイトより引用)

  • 人工知能の定義
  • 人工知能をめぐる動向
  • 人工知能分野の問題
  • 機械学習の具体的手法
  • ディープラーニングの概要
  • ディープラーニングの手法
  • ディープラーニングの研究分野

数学に関連する出題

G検定は数学の試験では無いので、数学自体の知識が問われることは無い。
しかし、ディープラーニングについて理解するために、ある程度数学の知識が必要になる。
上に挙げた出題分野の中で、数学的な理解が必要になる分野とそこで出てくる数学の知識をまとめてみた。(公式テキスト参照)

出題分野 頻出する数学の知識
機械学習の具体的手法 関数、次元、線形回帰、主成分分析
ディープラーニングの概要 微分、導関数
ディープラーニングの手法 非線形変換、関数の最小化問題、偏微分、平均・分散
ディープラーニングの研究分野 主成分分析、次元圧縮

レベル的には、高校〜大学教養レベルの数学が理解できていれば十分だ。(線形代数、微積分、統計など)
用語を見ると難しく感じるかもしれないが、公式テキストのそれぞれの部分で数学的内容に関しては説明がある。
そのため、関数や次元など最低限の基礎知識があれば学んでいくことができるだろう。

数学の勉強はどこまで必要?

先述したように数学自体の問題が問われる訳では無いので、根本から理解しようとしなくても大丈夫だ。
勉強していく中で数学の理解が足りていないと思ったら、その都度確認すれば良い。
後述するような、人工知能の理解に必要な数学がコンパクトにまとまっている本を活用するのがおススメだ。

また、G検定の合格ラインは7~8割程度(公式発表は無い)と言われている。
数学がどうしても苦手な場合は、他の部分でカバーするという手もある。
合格ラインや合格率、難易度などについては以下の記事で解説している。

文系でも大丈夫?

学生時代に数学を勉強している理系に一定のアドバンテージがあるのは事実だが、文系でも十分合格できる
必要な数学を効率良く学んでいくことはできるし、全ての範囲に数学の理解が必要な訳では無い。
人工知能の活用事例や時事問題、法律が絡んだ出題も多く、文系出身の合格者も多数生まれている。

「G検定 文系」で検索すると、以下のような文系合格者の体験談も多数出てくるので、参考にすると良い。
https://blog.trainocate.co.jp/blog/gkentei_study_009

オススメの数学対策

参考までに、数学対策にオススメの書籍・動画をいくつか紹介する。

書籍での対策

人工知能プログラミングのための数学がわかる本

  • 人工知能を学びたいものの数学に不安がある、という方にぴったりな一冊
  • 高校〜大学レベルの数学、人工知能で使われる数学理論に特化
  • 基礎編では「数学基礎」「微分」「線形代数」「確率・統計」を扱う
  • 実践編では、基礎編で学んだ知識を使って人工知能アルゴリズムに挑戦

やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん ~アヤノ&ミオと一緒に学ぶ 機械学習の理論と数学、実装まで~

  • 機械学習に興味があるが数学に不安がある、という方にぴったりな一冊
  • 機械学習回帰・分類そして評価手法について、各アルゴリズムと必要な数学を基本的内容から順番に解説
  • 会話形式なので読みやすい

YouTube動画

YouTubeには、数学を学べる数多くの動画が存在する。
数学が苦手な人に取っては、動画で説明された方がわかりやすい場合もある。

予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」

  • 学生向けに理系科目の解説動画などを多数配信
  • G検定対策で必要な最低限の数学の知識・概念を理解できる



AIのための数学講座:少しづつ丁寧に学ぶ人工知能向けの線形代数/確率・統計/微分

  • 人工知能を学ぶのに必要な基礎的な数学の概念を解説
  • 自分の苦手分野など、必要に応じて活用できる

BASIC STUDY

  • AVILEN AI Trendの「全人類がわかる データサイエンス基礎」
  • 確率統計や線形代数、人工知能、機械学習などのテーマについてわかりやすく解説した記事が多数
  • 分からない部分をピンポイントで学ぶことができる

他分野の対策

G検定合格には一定の数学知識が必要ではあるものの、正しく対策すれば文系でも十分合格できる。
自分にあった勉強方法で知識を広げ、理解を深めていくことが大切だ。
様々な事業者が実施する講座・コースの比較やおすすめ書籍の紹介など、以下の記事で試験対策に役立つ情報や学習コンテンツを徹底解説している。

まとめ

G検定は比較的新しい資格だが、AIブームの今、ディープラーニングの基礎知識を測る資格として注目を集めている。
JDLA認定プログラムの修了が必要なE資格と違って、G検定は受験資格に制限が無い
高校生から社会人まで、誰でも受験することが可能で、文系出身の人でもしっかり勉強すれば合格できる。
また受験料が安く、学生割引や団体経由申込もあり自宅受験が可能なため、どんなバックグラウンドの人でも受けやすい
AIの活用促進が求められる社会情勢の中で、AIジェネラリストへの第一歩としてはうってつけの資格試験だ。

G検定概要ページ:https://www.jdla.org/certificate/general/

(totalcount 573 回, dailycount 299回 , overallcount 1,333,331 回)

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